あんなに飲めないって言ってたのに【編集長のひとり酒】

阪口ゆうこ【ビール】

編集長の阪口ゆうこです。
どこにでもいそうなソロ好きの酒飲みで愛猫家です。

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Voicyパーソナリティ

【著書】
家族がいちばん。だから、きちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ。(日本文芸社)
片付けは減らすが9割(ぱる出版)
「ひとり力」のある暮らしかた(明日香出版社)

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コラム

はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。【そろソロ】編集長で、ミニマリストの阪口ゆうこです。

これまでの記事で「飲めないんだよ」と書いていたのは幻だったのだろうか。

酔わなかった年末

12/29に夫の実家へ帰省した。
迎えてくれる義母はとても楽しい方で、酒豪だ。

お酒を一切飲まない人よりも肝機能の数値が良いということが会社の健康診断で発覚したらしく、休肝日という概念を持つ必要がない。酒を愛し酒に愛された、選ばれし人である。

ちなみに、風邪をひいてるところを誰も見たことがなく、私の天敵でもある口内炎には一度もなったことがないのだとか。

控えめに言って、超人である。

不思議と、義母と一緒だとガバガバとお酒が飲めて、上機嫌が続いた。

職場にいる変な人の話やスーパーの野菜が高いだとか、どんなサブスクを利用してるだとか、誰がどう聞いても他愛もない話をしながらお酒を飲んで「なんだろう、この感覚は」と、不思議な心地の真ん中にいた。

というのも、普段なら飲んでいる最中から「明日が怖いなぁ」と、ブレーキがかかるのに、いつもの不安が微塵もなかったから。

翌朝の謎の快調

深夜までたっぷり飲んで、正真正銘の深酒をして目覚めたのに、頭も視界もクリアで、不調はまったく見当たらなかった。

なーーーぜーーー。

ここ数ヶ月の私であれば、深酒をした日はまず3時くらいに目覚めて、スマホを見て項垂れる。
そこから再入眠を試みるが、4時半あたりで諦める。

それからは布団の中で漠然と不安になったり、悲しい気持ちになったり、さまざまなマイナス感情をなぞって、そのまま朝を迎えて昼間にごっつい眠いという。

よくないループだ…。

しかしそれがなかった。7時までガッツリ寝て(義理実家なのに)、義母の家事の音で目覚めた(嫁なのに)。

理由としては以下のように考える。

上手く眠れた理由

上手く眠れた理由、翌朝スッキリしていた理由、それは「どうでもよくなった」これではないだろうか。

「まぁええか」「しらんけど」という、日本の西エリア特有のデフォルトワードがお尻に付くような話ばかりで…上記にもあるが、話の内容がホントーーーーに軽かったのだ。

会話の中でよく出てきたのは「どうにかなる」という言葉。
どうにもならないようなことでも「どうにかなるか〜」と、声に出して笑ってみる。

言葉は偉大である。連発しているとそんな気がしてくる。

人生ってこのくらい軽くてもいいのかも。仕事や人間関係でウジウジと悩んでいたことがもったいなく感じた。最終的にはなるようにしかならないから。

どんなにコントロールしようとしても、うまくいかないことも多いのだ。それならせめて楽しい方がよくないか?という選択に至る。

この世は平和ボケした者勝ちなのである。

そして待望のソロ飲み

お正月を「どうにかなる」のセリフで駆け抜けて、久しぶりにひとりでお酒を飲んだ。

どうにかなる。

なんとかなる。

何も考えていない精神状況だからこそお酒が美味しいということを思い出した。
わざわざ不安要素を生み出さなくてもいいのに。勝手にこちらが悩みを作って、勝手に苦しんでいるのかも。

そんな答えのないことを考えながら飲むビールも、これまたとびきり不味い。
楽しいのやり方を忘れてしまったらしい。
何故こんな自分に陥ったのか、原因が知りたいなぁ。

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