冬ごもりを終え、春の作業がはじまった【飯テロ担当】のまめです。
今回は、いつもの飯テロから離れて、冬の農家の手仕事をお伝えします。

この記事を書いた1月から2月、北海道は一番冷え込む季節。
私の住む旭川近郊の町は、最低気温が-25℃以下になる日も。
−20℃以下の世界は、フン!と、息を吸い込むと鼻の穴がぴたっとくっつきます。
自分の吐く息で、まつげや髪の毛が凍って…霧氷が着いて…真っ白になって。
朝日に当たるとキラッキラ。とりあえず、皮膚の出ている場所が痛い。
…というのが例年なのですが、今年は気温が高く、雪も少ない。
なんだか物足りないです。
それでも、夜な夜な手足が冷えてしまう日も。そんな私が使っているのが、「小豆カイロ」です。
「小豆カイロ」知ってますか?
小豆カイロとは、その名の通り、中身が生の小豆のカイロです。
電子レンジで加熱することにより、小豆の蒸気が発生し、湿熱効果で温まります。
さらに遠赤外線効果で、じんわり芯まで温まります。
繰り返し使える、エコなところも好ましいカイロです。
体に乗せると、小豆のちょうどいい重さでぴったりフィット。
私は毎晩、寝るときに足元にセット。ほかほかでスッと眠れます。
小豆カイロを作ってみたよ
年末に義実家に行ったとき、お義母さんがポツリと「布団に入ると足だけ冷えてくるのよ」とこぼしました。
お義母さんに小豆カイロを贈ろう!と、珍しく針仕事を決意。
ケチな‥いえ、倹約家のヨメは家にあるもので作ります。

小豆は2年前に収穫した、古小豆。(新豆は食べる)
布は、天然素材の綿。和太鼓演奏の時に、胸に巻きつけたサラシ。(洗濯済み)
裁縫箱の糸を使って、手縫いで作ります。ミシンが壊れて早5年経ちました。
形は、枕みたいにしてみましょう。
片方に小豆が寄っちゃうのはダメだから、真ん中に仕切りをつけてみます。

筒状になるように縫って、お部屋が2つできました。
そうしたら、小豆を投入。

小豆は1.5カップ入れてちょうどいい感じ。

口を閉じて。
外袋も作って、ズレないように何カ所か外袋と中袋を縫い付けて。
できた!膝に乗せてみたら、なかなかの重量感。お昼寝枕にもなりそう。

※一般的な小豆カイロは150〜200gの小豆を使うようですが、小豆も栽培している農家だからこその、贅沢づかいをしてみました。
【実験】 最適加熱時間を見つけよう
700Wの電子レンジで2分加熱してみました。でも、少しぬるい。
(次の日、小豆が完全に冷えてから電子レンジで加熱)
今度は700Wで2分20秒加熱。この加熱時間でいい感じです。
ひとまず義実家でも、2分加熱して、10秒ずつ増やす感じで、最適加熱時間を探してもらうことにしました。(義実家の電子レンジとワット数が違うため)
実験のメモと小豆カイロを、我が町特産のトマトジュースと一緒に、梱包して送りました。
後日、お義母さんから嬉しいメッセージが。
『小豆カイロのおかげで、ぐっすり眠れました。知らないうちに寝てました。気に入りました。ありがとう』
ーーヨメノ カブガ スコシ アガッタ
久しぶりの針仕事は、同じ空間に旦那さんがいても気にならず、お互いがソロになってる、いい時間でした。
皆さんのお家に、お正月に買った小豆は残っていませんか?
煮るのが億劫だったら、思い切ってカイロにしてみてはいかがでしょう。
私はもちろん、あんこ&カイロ両方で小豆を楽しんでいますよ。

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