【ココロータス】府中卸売市場のオンリーワンな珈琲店

こんにちは！毎日お弁当生活を楽しむフルタイムワーカーみっぽたんです。

弁当作りのネタ探しにふらっと訪れたこの場所は、東京府中市にある東京卸売センター。某有名なビール工場の隣に位置する卸売り市場で、1番から5番まで通路ごとに業種が分かれています。

その1番通路を入って数件先。和食がメインの飲食店の中で一店だけ雰囲気の違う【エスニックカフェcocorotus（ココロータス）】。

今日のソロ活ではコチラをご紹介します！

開店時間は8時30分〜15時と割と早め。日曜祝日は定休日。

私が行った日は土曜日で、市場という佇まいでありながら家族連れが多く行き交っていましたが、ひとりで来ている人も同じくらいたくさん。買い出しに来ている主婦のように見える女性や、ふらっと立ち寄ったであろう男性が見えました。

皆、近所に住んでいるのか「あら、こんにちはー」という顔見知り調の挨拶が飛び交っていて、コーヒーだけを買う人、お弁当を買って帰る人など、気軽に来られている方が多い印象でした。

今日紹介する【ココロータス】は、水色と白の屋台風のお店。店頭で注文と会計を済ませてから、向かいにあるフードコートのような飲食スペースで食べる（もしくはテイクアウト）というスタイル♡

店員さんは、通路を歩くお客様と目が合うと、ニッコリと微笑み話しかけてくれるフレンドリーさがあり、話すととても感じの良さが伝わってきます。

主にキッチンカーで台湾やインドネシアなどのエスニック料理を提供するお店ですが、卸売センター本店では「肉メシ」も併せて注文できます。

食材は主にこの地で採れたものや、この市場で仕入れてたものを使ったり。同じ市場の方とタッグを組んでメニュー開発もしているそうです。

社長はこの土地出身でとてもパワフルな方。街を活性化させるために様々な取り組みを行っています。すぐ近くが本拠地のラグビーチームを応援したり、府中の美術館にカフェをオープンしたり。近隣で開催されるお祭りにも出店しているのだとか。

「地域に密着して応援しながら、生き生きした街を作りたい」という思いの強さに、胸を鷲掴みにされてしまいました！！

ランチメニューは10種類ほどあったのですが、今日は「ラム肉のランチ（ラムメシ）とコーヒー&デザートのセット」に決定！

ラム肉は、ニュージーランド産で臭みがないものを選んでいるとのこと。ラム肉が苦手な我が子も「なにこれ美味しい！」と目を丸くしていました。本来ならパクチーが乗っていますが、苦手な方には抜くこともできるそう。（追加も可）

そして、こだわりのライスは有機玄米を使用しているそうです。このライスがお肉とベストマッチして感動！

一緒に添えてあったスープは、大量の鶏肉を茹でたあとの鶏の出汁とパクチーの根っこを使用してリメイクしたもの。「美味しいを余すことなく提供したい」という、お店のこだわりがここにも溢れていました。

ちなみに、ソースやドレッシングは全てオリジナル！ラム肉の上にかかっていたソースは、ヨーグルトとクミンを使った、その名も「サムライソース」。クリーミーかつスパイシーで、お肉の味を上手に引き立ててくれるし、サラダの豆乳ドレッシングも優しいお味でした♡

【ココロータス】自慢のコーヒーもいただきました。この日はカフェラテをいただいたのですが、無糖なのに甘みを感じられるほど濃厚なミルクとの相性がバツグンで、お食事のエスニックのパンチ力を和らげてくれました。鼻から抜けるコーヒーの深い香りがたまらなく好みで、嬉しい気持ちになりましたよ。

コーヒーの一番人気は、府中オリジナルのブレンドコーヒーで、近くにある東京競馬場の優駿ゆうしゅん（特に優れた競走馬）にちなんで「ダービーブレンド」と名付けられています。

おかわりにブラックで注文した「府中の森ブレンド」は、舌に乗せたときだけスッと感じる酸味。そこから一気に濃厚で深みのある後味に変わる感じに、一瞬でファンになってしまったほど♡

そして締めは、季節によって変わるケーキ。今回いただいたのは「バスク風のチーズケーキ」でした。ずっしりとしているのに甘すぎず、添えてあるクリームもさらっとしていてなんとも上品な味。

夏場はパイナップルとジャムとココナッツクッキーをベースにした夏季限定チーズケーキも提供するのだとか！

帰り際、「お土産に持って行って！！」と渡してくださったのは、ジンジャークッキー「スペキュロス」と梅ケーキでした。

帰宅してからいただきましたが、これが病みつきになるほど美味い。もっと買わなかったことに後悔しか無い！！「スペキュロス」はベルギー発祥のクッキーで、同じ市場にあるスパイス専門店の方と協力してスパイスミックスを作ったのだと熱い思いを話してくださいました。

梅ケーキは、近くで採れた青梅をジャムにして使っているそう。青梅ジャムは氷砂糖のみでじっくり時間をかけて漬けたもの。次回は梅ジュースも頂こうとすでに計画中です。

東京都の郊外にある、こちらの小さなお店。もともと本店ではコーヒーのみを提供し、お料理はキッチンカーで提供していたのだとか。それが「エスニック料理を本店でも食べられないか」というお客様の声から、店舗を拡大することにしたのだそう。

一人で来店する方への対応について伺うと、「一人でもホッとできる、一息つきたいときにふらっと寄れるような空間を心がけている」とのこと。

「近くの学校の先生、子供を幼稚園に送った後のママ、早朝散歩の休憩場所として来てくれる年配の方など、幅広い層の方に利用してもらっています。今後もそういう空間を作り続けてたい」とおっしゃっていました。

マネージャーの川端さんのお話を聞く中でいちばん感動したのは、スタッフを思う気持ちが愛に溢れていたこと。

「スイーツの得意なスタッフ、ランチメニューが得意なスタッフ、接客が得意なスタッフなど、適材適所で得意なことを担ってもらって、みんなで作り上げたお店なんです。働き方もそれぞれの家庭や生活環境を見て個別に対応し助け合って、新作を作る時はスタッフみんなで試食をしたり、あぁでもないこうでもないって言ってるんですよー」と、とっても嬉しそうな川端さんでした♡

「どこにもないオンリーワンのものが作りたいんです！！」とまっすぐとキラキラした目で語ってくださいました。

試行錯誤を繰り返し、研究し尽くされて作られた料理・スイーツの数々は、一口食べればその情熱が伝わる繊細さ。家族で行くのももちろんアリだけど、ぜひソロ活でも訪れてもらいたいお店です。

そして是非、ここに訪れた際は店員さんへ勇気をもって話しかけてほしい。「オススメありますか？」と。

丁寧にメニューの説明をしてくださる上で、最高のおもてなしと最高の料理を振る舞ってくださるはずですよ♪

ココロータス【HP　Instagram  X】

東京都府中市矢崎町4丁目1場内第一通路　 

連絡先 042−201−4247

営業時間 月〜金6:30~15:00 土 8:30~15:00

定休日 日曜日