はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。ミニマリストの阪口ゆうこです。
今日もひとり時間に振り返りをします。
娘とセロトニンと私
今日は娘と一緒に駅前のラーメン屋まで徒歩15分の散歩をした。
「元気が出ない」という私の独り言を拾ってくれたらしい。
昼の12時に家を出た。首を縮めて背中が丸くなるような寒さだったけど、よく晴れていてとても明るかった。
親子でポケットに手を突っ込んで、時々ふざけてぶつかりながら歩いた。学校の友だちの話や、マイブームの話、明日に響かない世間話をし、ケラケラと笑いながら。
会話の中で「セロトニンって知ってる?」と、おもむろに娘に聞いてみた。
「幸せホルモンでしょ」と、即答だった。
「太陽浴びたり運動したら増えるホルモンで、元気が出るかも」
私が倒れなかったら知らなかった言葉だと思うが、娘はセロトニンというホルモン物質が、人間にどのような影響をもたらすかまで知っていた。調べてくれたのだろう。
心の中で合掌しながら駅前のビルまで歩いた。
突然のめまいVSモンスターラーメン
お店に入って、店員さんに席へ誘導されて、座って、メニューを見て。
「とりあえずビールください」そう頼んだ直後にめまいが起こった。
嬉しそうにメニューを見る娘が、私の目にはゆらっとブレて映った。
平静を取り戻そうとすればするほど動悸がハッキリして、喉までドッコンドッコンと振動が伝わった。ジワッと両方の手のひらが痺れているのがわかった。
ーしんどいのキターー!
メニューには3種のラーメンが載っていて、娘は「全部乗せ」と書いてあるモンスターみたいなラーメンを指さしながら、「別々のラーメンを頼んでシェアしない?」と真剣な声で提案をしてきた。
ーそれどころではない。
私の目がイッていたのだろう。娘はすかさず「食べられたら食べたらいいよ」と言って、店員さんを呼んでモンスターラーメンをひとつオーダーした。「取り皿もください」と添えて。
ーえ、食べんの!
ラーメンが席に届くまで娘は、一定のリズムで「大丈夫?」と声をかけてくれたが、「帰ろうか?」とは言わなかった。
チャーシューもメンマも味付たまごもネギもてんこ盛りに乗った全部乗せラーメンを、家庭用汁椀くらいの取り皿に、仏壇のお供えものレベルの量で取り分けてくれた。
そして娘は、丼のラーメンをひと口目から休む暇なくすすって、あっという間にスープだけにした。そして、急ぐような口調で近くを通った店員さんに「替え玉ください」と言った。
ー替え玉…!
そうツッコみながらも、こういう家族だから私は明るく鬱がやれてるよな。と、また心の中で合掌した。
いや、本当に恵まれてる。
深刻にしない、過剰にならない、いっつも後から思い返すとコントに思える。
長すぎる不調のループ
帰りは、バスに乗ったことは覚えているけど、家までの道のりに鮮明な記憶はない。帰宅したらものすごく疲れていて、横になったらそのまま2時間も動けなかった。
コントロールが効かない脳みそと体に絶望を感じる日も多いけど、こうやって文章にしてみるとわりと面白くとらえることができていて、自分のポテンシャルに驚く。
ぶっ倒れた当初、脳内を支配していた「消えてしまいたい」という感情もなくなったし、快方に向かっているとは思うのだが、一度ちゃんと診てもらった方がいいのかなと考えている。
というのも、さすがに「長い」。
いつ不調がやってくるのかわからなくて、常に不安な気持ちを持っているのが辛い。
やる気に満ちた好調な日があると、近いうちに電池が切れる可能性があって怖い。
電池が切れると活動がオフになってしまって自己嫌悪で寝られなくなる。
寝られない日が出てくると、突然不調がやってくる。
いや、このループいつまで続けるのん。
うん。やっぱり一度診てもらおう。
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