【元気とリンク】ソロでの選択疲れの果てにたどり着いた基準

阪口ゆうこ【ビール】

編集長の阪口ゆうこです。
どこにでもいそうなソロ好きの酒飲みで愛猫家です。

アメーバ公式トップブロガー(最高月間PV330万)
Instagram 総10万フォロー
Voicyパーソナリティ

【著書】
家族がいちばん。だから、きちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ。(日本文芸社)
片付けは減らすが9割(ぱる出版)
「ひとり力」のある暮らしかた(明日香出版社)

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コラム

はじめましての方も、はじめましてじゃない方もこんにちは。【編集長】でミニマリストの阪口ゆうこです。

ただいま人生お休み中。
何も考えずにのんびり過ごしている…はずだった。

ところが実際は、「何も考えていないようで」一日中何かを選び続けている。
ひとりの人間が1日にどれだけ選択しているか数えてみると…

  • 目覚まし止めて二度寝するかそのまま起きるか
  • ベッドからゆっくり出るか勢いよく出るか
  • 寝起きでスマホを見るか見ないか
  • 朝一発白湯を飲むか飲まないか
  • 朝シャワーを浴びるか否か
  • どの服を着るか
  • 朝ごはんを食べるか食べないか
  • パンにするかごはんにするか
  • コーヒーにするかお茶にするか
  • メイクをどこまでするか
  • スニーカーかパンプスか
  • 今日はどのバッグを持つか
  • 出発ギリギリまで家にいるか早めに出るか
  •  電車で座るか立つか
  • スマホでどのニュースをチェックするか
  • どの道を使うか
  • コンビニに寄るか寄らないか
  • 現金で払うかカードかペイか
  • レシートはもらっておくか否か
  • 仕事を先に片付けるかメールから始めるか
  • 小さな休憩を取るか取らないか
  • 誰かと話すかひとりで過ごすか
  • どこでお昼を食べるか
  • 疑問を人にすぐ聞くか一旦自分で考えるか
  • 打ち合わせで発言するか黙っておくか
  • 今日の仕事をどこまで進めるか
  • キリがいいところまで残業するかしないか
  • まっすぐ家に帰るか寄り道するか
  • 夕飯は何を食べるか
  • 作るか買うか
  • ビールは1本か2本か
  • 帰ってすぐお風呂に入るか後回しにするか
  • スマホを見るか本を読むか
  • SNSに投稿するかしないか
  • 友達からのLINEを見るか後に回すか
  • 明日の服を決めるか翌朝決めるか
  • 寝る前にストレッチするかそのまま寝るか
  • スマホを見ながら寝落ちするかちゃんと寝るか
  • 今日の反省をするかしないか
  • 明日の目標を立てるか立てないか
  • アラームを何時にセットするか
  • 何回スヌーズをかけるか

こうして数えてみると、生きているだけで選択ばかり。そして、こんなに挙げられた自分の暇さが身に沁みる。

人間は皆、何もしていないつもりでも、実は小さな決断を繰り返しているのだ。

だからこそ、選択に疲れないようにルールを作っている…というか、自然と身についたルールがある。
今回はそのルールを紹介したい。

二択で迷ったら「後ろめたくない方」を選ぶ

例えば、夕飯の選択。

給与前という現実を一時的に忘れて、欲望を解放してジャンク飯で済ませるか…。
もしくは、心身&金銭的にバランスを考えるか…。

このように、ふたつの選択肢で迷うことがある。うん、よくある。

しかし、翌朝自分の顔の浮腫みを見て「もしや昨日の影響?」と、過去の自分を呪うのは目に見えている。「あの時、贅沢しなければ…」と、先で預金残額を見て空を仰ぐのも想定できる。

他にも、話の盛り上がった流れで、誰かの悪口を聞かされそうになったり、秘密を打ち明けられそうになったりすることがある。

そんな時も「聞く or 聞かない」の選択を迫られるのだが、基本的に「後ろめたくない方」を選ぶので、だいたい聞かないことにしている。

それでも相手が止まらない場合は「私、めっちゃ口軽いねんけど大丈夫?」と、それなりに真実を含んだ台詞を真っ直ぐな目で放ち、相手を震えさせることにしている。

こんな風に、秒でマイナスイメージが想像できて後ろめたさを残すくらいなら、最初から胸を張れる方を選ぶことにしている。

選択肢が多い時は「笑いのニオイがする方」を選ぶ

例えば、スーパーでの買い物。
定番の食材を買うか、見たことない食材を試してみるか。

普段通りの買い物をすれば、失敗はない。
でも、名前が面白いという理由だけで選んだり、よくわからない食材を買うと、思わぬ冒険が始まる。

たいてい「味が独特すぎる」となり、冒険は修行にレベルアップする。さらにノリで買ったその食材が使い切れず残ると、修行はさらに苦行にもなるが、その経験はちょっと面白い。

しかも、私の家族も全員そのノリを持ち合わせているため「面白い方を選ぶ」に、ストッパーがない。

他にも、「何も予定がない日」などは無限の選択肢があるのだが、いつも「人に話したら面白い」に走ってしまう。

誰にも見せることもなけりゃ使うこともなさそうな消しゴムハンコを、人知れず研究して黙々と彫ったり。
ピンセットを使用してまで細かい作業を要するキャラ弁を1時間かけて作ってみて、5分で食べてみたり。

翌朝、なんでこんなことをしていたのか分からないけど、自己満足の「薄笑い」は得られる。そして、少なくとも退屈はしない。

このように、選択肢が多すぎて迷ったら、「酒の席で話したらウケそう」を基準にしている。「何やってんの」と、相手が気持ちよくツッコめる選択をする。
そうすると、結果はどうであれ、人生にネタが残るのだ。

今日も、笑い続けるために、好きな自分でいるために、自分らしく選択をして暮らす。

まとめ

とはいえ、実際には後ろめたい方を選ぶこともあるし、笑えない選択肢を選ぶこともゼロではない。

というのも、上記のふたつの基準は元気がある時にだけ頭に思い浮かぶのだ。
反対に元気がない時は、思考が停止するのでルールなんて概念すら考えられない。

ここ一週間くらいは、この選択基準が事あるごとに思考に付いてきて、回復の兆候も感じられている。

選ぶって大事だ。
選ぶって楽しいものだ。
選ぶって人生だ。

この元気をもう忘れたくない。

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